田崎英明

セクシュアリティ

  • 相異なるものの等置 「生きること、生き永らえることは、[…]さまざまな事物、相異なるものを等置していく過程にほかならない。フロイトが見出したセクシュアリティとは、この意味で純粋のサヴァイヴァルの領域であるといえる。[…]セクシュアリティの対象はいくらでも置き換えが可能なのである。セクシュアリティは[…]その対象よりも何よりも、対象の死語まで生き延びた欲望のことであるといってよい。」(「計算違い」)
    • この相異なるものの等置を可能にするのが、精神分析の言うところの「去勢」
  • 「それでは、本当に同じもの、等しいもの同士のあいだ」の関係は? 「レオ・ベルサーニがセクシュアリティに見出すのは、むしろ、等しい者同士のこの関係[…]政治的なものを構成する関係」
    • フロイトの「死の欲動」。それと関連づけて語られたテーマ群「反復強迫、マゾヒズム、メランコリー[…]あるいは、ナルシシズムやフェティシズムの問題」は「「置き換え」に抗う要素を持つ」/ベルサーニはマゾヒズムをセクシュアリティの本質として理解
  • 相互承認論なき共同性――政治的なもの――共同主観性なしの共同体の探求 「政治的なものを構成する等しい者たちの等しさは、置き換えを通じて確立されるのではなく、むしろ、交換に基づく共同体の解体――たとえば、交換に供すべき者が交換の過程に割り込んできた時――を生み出されるのである。いいかえるならば、政治的共同体の構成員たちは、その等しさを――交換に基づく共同体のように――再認ないし承認される必要がない」
    • あ、キーワードがいろいろと出てきたということは分かるんだが、まださっぱり理解できん