木下さんについては,何の研究者,と言いにくい.広く言えば,日本の近代以降の文化(でかたちがあるモノ)なのか.

  • 美術,建築,写真,モニュメント,などなど.歴史,時代を扱っている研究・文章が多いこともあってか,海外の理論を参照したような書き方でないのも特徴.


股間若衆 男の裸は芸術か  わたしの城下町―天守閣からみえる...  美術という見世物 油絵茶屋の時代


memo

  • 『UP』2013年3月号から連載「動物園巡礼」が開始。

  • 『芸術新潮』 2011年 11月号(→amazon) 小特集「新股間若衆―日本近現代写真の男性裸体表現の研究」を執筆(立ち読み)。同誌10年5月号の特集の続編(本ページ、下に情報)。
  • 小沢剛×木下直之×齋藤芽生×佐藤道信 トークセッション「見世」る芸術 ~江戸パフォーミングアートから現代美術まで(2011.9.7) 情報
  • 過去に朝日新聞で書かれた書評がアーカイブされたようだ=こちら
  • ミネルヴァ書房の月刊誌『究』[きわめる]で連載(2011年4月号~)。
    • 第一回「ある日の日清戦争(一) 栽松碑のある風景」(2011年4月号)
    • 第二回「ある日の日清戦争(二) 上野のお山で」(〃5月号)
    • 第三回「ある日の日清戦争(三) 市村座見物」(〃6月号)
    • 第四回「ある日の日清戦争(四) 玉乗り未練」(〃7月号)
    • 第五回「ある日の日清戦争(五) 東京の暗さ」(〃8月号)
    • 第六回「ある日の日清戦争(六) 水の都」(〃9月号)
    • 第七回「ある日の日清戦争(七) 日比谷公園午前七時半集合」(〃10月号)
  • 川口幸也 編 『展示の政治学』(2009/8)という本に、木下さんの「展示される戦利動物」が収録
  • 木下直之編著『芸術の生まれる場』(2009/3) 目次
  • 笠原一人・寺田匡宏 編 『記憶表現論』で執筆.記憶に関して,様々な表現分野から論じられている本で,木下さんは「美術」領域を担当=「戦争が終わって転々とするものについて」.
  • 2008年のレクチャー「都市における仮設なるものをめぐって」の映像=こちらから(ページ一番下)

動物園と日本人の物語をつむぐ

  • 岩波書店のPR誌『図書』で連載中
  • 「わたしの城下町」のテーマを変えた続編という感じもする.実際,連載一回目で,「わたしの」が言及されているし,どちらも,出版社のPR誌での連載だ(「わたしの」は『ちくま』2003年1月号~2004年12月号 での連載だった).
  • (一) 09年08月号 逆立ちするゾウ
  • (二) 09年09月号 動物たちのホームドラマ
  • (三) 09年10月号 お猿電車はゆくよ
    • えっ! と思ったのだが,この回の終わりに(了)とあった.もう連載終わり? てっきり,「わたしの城下町」のような本になるまで続くと思っていたのだが.すごい唐突な感じ.

ひょんなことから

  • 上で,2つのPR誌での連載のことについて書いたが,『i-feel』という紀伊國屋書店にPR誌でも連載をされていたことがある.
  • 「ひょんなことから 1850~1950年代ニッポンへの旅」というタイトルで,2001年夏号~2004年春号まで連載.途中からは,ネット上でも読むことができるようになった.
  • 10年刻みで,1850~1950年代について一回ずつ取り上げたようだ.ネットで見られるものだけしか確認していないので,はじめの四回の詳細が分からないのだが,初回は1850年代ではなくて,導入だったのか? どこかで同じ年代を二回やってるのか(そうしないと一回分,年代が足りない)

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