このページでは、シンガー/パフォーマー/プロデューサーのJanelle Monae [ジャネル・モネイ] についての情報をまとめています
- オフィシャル・サイト/アカウントについては=jmonae.com | twitter、ウィキペディアの項目= en.wikipedia
- 本名は、Janelle Monae Robinson。monaeの発音は、モネイというよりモネー(追記:と書いていたんですが、色んなビデオで名前が発音されているのを聞くと、モネーィとイもちゃんと聞こえるので、どちらでもいいですね)。
目次
JM、2010年に到来 †
- 2010年5月、初のフル・アルバム The ArchAndroid [ジ・アークアンドロイド] をリリース
- 「arch」は、archbishop(アーチビショップ、大司教)などと同じ、「最高位の」「第一の」などを意味する接頭語の「arch」のようです。このページで紹介する記事の中には「大アンドロイド」と訳しているものがあります。
- 追記:このことから、このページではこの造語タイトルについて、「アーチアンドロイド」という表記を使っていましたが、発音されているのを聞くと、「アークアンドロイド」の方が適当なようです。2010-10-27 にこちらの表記に訂正しました。先に書いた接尾語archを使った単語であるarchangel(大天使)の発音がアークエンジェル(アーケインジェル)になるのに倣った発音なのでしょうか。
- このアルバムは彼女のマイスペースで全曲フル視聴できます
- (が、ちょっとでもアルバム買うかもと思っている人は、下で紹介しているような、シングル「タイトロープ」のMVやパフォーマンスのビデオを見るぐらいにしといて、アルバムをゲットして、頭から最後まで聞いて、こういうものとは想像しなかった! というような体験をして欲しいです。この時代、シングルなどで想像をふくらませ、期待感の中で「アルバム」というモノを買い/聞く喜びを得られる機会を逃すのはもったいない!)。
- もしあなたがモネイ初心者なら、このページ内「パフォーマンス映像」の項目、一番下のDavid Lettermanの番組での映像をまずチェックするといいでしょう
- アークアンドロイド収録曲全曲に関して映像が制作される予定だという。
- JMの発言=「And as promised, we will shoot an ArchAndroid emotion picture visual For each song. Love you. Let the spirit use u.」(こちら)
- アルバムからのセカンド・シングルのMV。 Janelle Monae - Cold War [Official Music Video]
- ディレクターはタイトロープのMVと同じく、Wendy Morgan そのコメント=「The 'Cold War' music video was filmed in the black box auditorium at the Palace of the Dogs sanitarium. This is the complete first take. This performance is unaltered and unencumbered, as those of us in attendance on that day experienced it.」(こちらより)
- JM本人のコメント=「When I shot "cold war" i started to feel an uncontrollable emotion take over. Felt like I was crying for so many... Indescribable.」(こちら)「It touches me to know that the vulnerable moment I experienced on camera (re: "cold war" 1st take) has also moved u. You feel something.」(こちら)
雑多に、ニュース(随時更新) †
この項目は、すでにモネイにはまっている人にむけて、細かいトピックについてまとめています。
- ジャネルらの活動の母体ともなっているクリエティブ集団=Wondaland Arts Society のサイトが、ブログやニュース、レビューなどの記事があるメディアになっていた http://www.wondaland.com/ [2012-04-11]
- 続報ということになりますが、 Estelle のアルバム All of Me(→amazon)に収録の、ジャネル参加曲 "Do My Thing"は、クエストラブのプロデュースで、「a dance tune with a 1950s two-step swing」となっているとのこと/bbbiz [2012-02-01]
- その後、公開された曲を聞く限り、クエストラブのプロデュース曲には聞こえません。このアルバムにクエストラブが参加しているのは正しいようですが。 [2012-02-28]
- オバマ大統領の再選に向けてのキャンペーンイベントに登場。/Rap-Up.com || Janelle Monáe Campaigns for President Obama [2012-01-18]
- Janelle Monae featuring Lil P-Nut and Happy Feet Two Chorus – “Tightrope (Ice Cold Mix)” というのが、Happy Feet 2 サントラ盤に入るらしい。ft.されてる、Lil P-Nut ってのは検索してみると、お子ちゃまラッパー? 楽曲提供しただけの、企画ものかな/ソース [2011-11-06]
- 追記:トレイラーを見ると、どうも、CGのキャラがうたっておどる映画のようで、ということは、そういう感じでタイトロープが、キャラクターによってパフォームされるのかもしれません。 [2011-11-14]
- ジャネルが、彼女の盟友=Deep Cotton のビデオをプロデュースしているようです。ということは、DCのリリースがあるのでしょうか!/twitter [2011-07-23]
- Big Boiのアルバム Sir Luscious Left Foot: The Son of Chico Dusty(→amazon)収録の、モネイ参加曲="Be Still"のMVが制作。撮影が行われたそうです。/twitter/@BigBoi [2011-03-01]
- Cee Lo Green楽曲のミュージックビデオにジャネルが出演するようです。シーロが昨年リリースしたアルバム The Lady Killer 収録"Bodies"のMVのトレイラーが公開されました。女優のケリー・ワシントンと並んでジャネルの出演が予告されています。最近ジャネルとの交流の様子が伝えられている、カール・ラガーフェルドも出てくるとか。公開が楽しみです!/SC [2011-02-01]
- 監督のMikael Colombuは昨年、Bilal"ROBOTS"のMVを撮った人。ビラルのは、CG/アニメーションを基本にしながら、実写も組み込む、コラージュ風の映像の作品だったが、今回のシーロのも同じような作風になるのだろうか。
- 公開された →こちら 本編終了後、ジャネルの曲が流れるのはどういうことだろうか? この人がMVを撮るのだろうか。[2011-02-15]
- Daddy Fat Sax と題されたBig Boiのニューアルバムに、JanelleとRaekwonがft.された曲が入る可能性があるようだ。これは、前作 Sir Lucious Left Foot (2010)製作時に録音された曲だという。/vibe [2011-01-22]
- グラミー賞へのノミネート者から選出される、グラミーの舞台でのパフォーマーに、ジャネルが選ばれた。/twitter [2011-01-22]
- グラミー・ウィークにあわせて開催される ESSENCE主催のイベント「Black Women in Music」にジャネルがフィーチャーされることになった。彼女によるパフォーマンスが予定されており、ゲストとしてBig Boiの名前もある。これが共演となれば、私が知る限りまだ実現していないステージ上でのJanelle Monáe ft. Big Boiによる「タイトロープ」が見られることになるんだろうか!/ESSENCE [2011-01-22]
- 2011年グラミー賞の候補者が発表。ジャネルが以下の二部門にノミネートされています。「Best Urban/Alternative Performance」部門にJanelle Monáe & Big Boi“Tightrope”、「Best Contemporary R&B Album」にJanelle Monáe The ArchAndroid。グラミー賞の発表は2011年2月13日。[2010-12-02]
- ジャネルが、グラミー賞へのノミネートについて語っている映像=こちら [2010-12-06]
- ソウル・トレイン・アワーズの「セントリック・アワード」(おそらくネオソウル/アンダーグラウンドR&B歌手に授与される/これまでこのSTAで与えられてきたものではない模様)をジャネルが受賞。受賞スピーチはこちら やはりヤング・ガールズたちに向けて力強く語っています。[2010-11-30]
- Janelle Monae: Post-Modern Pop スタジオ・セッションを聞くことができます(The Currentというラジオ局のスタジオで録音されたもの)。ロッキンな"Cold War"は他の機会にも聞くことができましたが、"Say You'll Go"のライブ演奏は初めて聞きました。なんともジャジーな雰囲気になっています。必聴! [2010-11-05]
- ジャネルがフィーチャーされている、Levi'sによるプロジェクト「Shape What’s to Come」(「女性のためのグローバル・コミュニティサイト」)で、彼女の短いトラック"The Shape of Things to Come"がDLできるようになっています(こちら)。紹介記事によると、Max Frost & the Troopersの68年楽曲のカバーだそう。/TM
- 「Max Frost & the Troopers weren't a real rock band」(allmusic)とあるように、実在しないバンド、というようなプロジェクトだったらしい。また、wpの記述を見るともともと短い楽曲のようです [2010-11-03]
- 以前から、ジャネルらはアークアンドロイドの全曲の映像を制作し、グラフィックノベル(コミック)もリリースするという情報がありましたが、最近のジャネルのインタビューでその情報について、確かなものだと発言されています(こちら)。ジャネルの公式バイオ(こちら)には、「Now that the album is poised to release, she is focusing her talents on a deluxe graphic novel version of the album called The Red Book, as well as Dance Or Die, the eighteen-chapter ArchAndroid music video collection.」という記述があり、グラフィック・ノベル版アークアンドロイドのタイトルは「レッド・ブック」、アークアンドロイド全曲映像集のタイトルは「ダンス・オア・ダイ」になる予定のようです。
- 以前のBBCの記事(こちら)では、グラフィック・ノベル「レッド・ブック」のイラストをニュージランドのアーティストChad Weatherfordが担当すると書かれています。この人のblogによると、あのジャケットのグラフィックの原案/原画を描いたようです。こちらから見られる、「JULY 27, 2010」付けアップの4つの記事に、その原案スケッチと共に、グラフィック・ノベル関連のスケッチも掲載されています。こちらには彼が彼女らのWASを訪れた時のスケッチが、こちら にはMany MoonsのMV関連のスケッチも。Many Moons収録のEP Metropolis にも、concept art & illustrationsとしてクレジットがありました。[2010-10-30]
- BET AWARDSでのジャネルによるプリンスへのトリビュート・パフォーマンス(今年6月)は大変印象深いものでしたが、そのプリンスが、ツアー「Welcome 2 America」を12月から開始すると発表。このツアーには、様々なアーティストが参加するということで、ジャネルもその一人としてプリンス自身の口から「my favorite new artistJ」とその名が挙げられました。他の参加アーティストは、メイシオ・パーカー、ミント・コンディション、エスペランザ・スポルディング、カサンドラ・ウィルソン、レイラ・ハザウェイ、シーラ・Eら。/jmonae.com [2010-10-30]
- タイラー・ペリー監督の映画 For Colored Girls のサウンドトラックに、ジャネルの新曲"Without A Fight"が収録されるとのこと。様々な女性アーティストの未発表曲/新曲で構成されるこのサントラ盤は、黒人女性たちの生・奮闘をテーマとする映画の内容を反映したものとなっているというだけに、ジャネルの楽曲がどのようなものになっているのか大変気になる。/ub [2010-10-08]
- ジャネルのライブ・パフォーマンス中の素晴らしい瞬間を切り取った写真を見つけました=こちら。[2010-10-07]
- ジャネルが、Black Ballというチャリティーイベントに出演しました。このイベントには、シャーデーも出ていたのですが、そのことについてジャネルはtwitterで次のように発言していました=「Met & shared the stage w/ the lovely Sade. Pray I look and sound as gorgeous as her when I grow up. 」(こちら)。この件、またこのイベントについては、STRONGER THAN PARADISEのこちらの記事で詳しく紹介されています。[2010-10-07]
- サンタナのカバーアルバム Guitar Heaven: Greatest Guitar Classics of All Time収録、"Back In Black"(オリジナルはAC/DC)にNasと共にジャネルがft.されています。絶叫ボーカルですw [2010-09-12]
- 一つ下の項目で紹介した“Cold War (WONDAMIX)”は、アメリカの文芸誌 BELIEVER の音楽特集号(JULY/AUGUST 2010)(表紙にはイラストでモネイ)の付録CDに収録されています。このコンピレーションCDの選曲をしているのは、モネイの重要な協働者である、Wondaland Arts SocietyのChuck Lightning。彼のバンドDEEP COTTONの曲も入っており、彼らのデビューアルバムI Have a Screamのリリースも予告されている。[2010-07-07]
- amazon.co.jpでもこの雑誌の扱いがあります=こちら(本ページ更新者はこちらから入手)
- “Cold War (WONDAMIX)”が公開!=こちら。"Tightrope"のMVのイントロに出てきたサウンドが使われていますね。[2010-07-07]
- B.O.B.とLUPE FIASCOを迎えた“TIGHTROPE (WONDAMIX)”のMVが公開!=こちら [2010-07-01]
- ジャネル、プリンス・トリビュートのパフォーマーに抜擢! 6/27に開催された2010年度のBET AWARDSで、プリンスに生涯功労賞(Lifetime Achievement Award)が贈られた。それに併せ、エスペランサ・スポルディング、アリシア・キーズ、パティ・ラベルらと並んでジャネルが、プリンスへのトリビュート・パフォーマンスを行った(映像。彼女は一番目に登場し、"Let's Go Crazy"(Purple Rain, 1984)をパフォーム。あまりにホットに暴れまわるようなパフォーマンスなので(?)、終了すると連行されていっちゃいますw。/参考:CL [2010-06-28]
- ちなみに、ジャネルはプリンスと交流があり、彼が彼女の活動を応援してくれていること、アークアンドロイドを聞かせたら気に入ってくれたことなどが、STPさんのジャネル記事(こちら)のプリンスの項目で紹介されています。
- ジャネル、「スマイル」を歌う。 マイケル・ジャクソンが亡くなってから一年が経とうとしているが、彼のフェイヴァリット・ソングであり自身で録音もしている、チャップリン作「スマイル」をジャネルが歌う映像が公開された。いつものギタリストKellindoがジャジーに伴奏する中で、このスタンダードを切々と歌うその歌唱には、彼女の真骨頂はやはりこういう世界かも・・・と思わされるものだ。ジャネル曰く、この曲のスティービー・ワンダーによる62年の録音をはじめて聞いたとき彼女は泣いてしまった、とのこと。|
Janelle Monae Makes MJ Fave By Charlie Chaplin "Smile" - Mashup Mondays | Billboard.com [2010-06-22]
- 日本盤が出るという話は聞こえてこないアークアンドロイドですが、台湾盤は出るそうで、アーティスト名、アルバムタイトルの漢字表記は以下のようなものになっています=賈奈兒夢?《超科幻旅程》(参考)。モネイ=夢?ということなんでしょう。音だけでなく、モネイのイメージも反映させたようにも感じられますね! この情報は、下の「日本語で読めるモネイについてのテキスト」項で紹介している「年間通して」さんに教えてもらいました。[2010-06-09]
- タイトロープにft.されていた、Big Boiのアルバム Sir Luscious Left Foot: The Son of Chico Dusty(→amazon)に、モネイが参加した楽曲"Be Still"が収録予定のようです。[2010-06-09]
- JANELLE MONAE FEAT. B.O.B. & LUPE FIASCO - “TIGHTROPE (WONDAMIX)” モネイのパートも新しくなっています。モネイ曰く、「What we have been jamming on our tour bus!!!」 [2010-06-03]/関連:pf
- "Cold War"のMVもすでに撮影済みといいます
- モネイが、"The Archandroid"を最初から最後まで、twitter上でフォロワーたちと一緒に聞くという素敵な試みをやっていました。モネイの発言だけアーカイブしました ー> http://togetter.com/li/23332 。ちょっとしたライナーノーツですね。
- モネイがtwitterで最近、家族の集まり(ファミリー・リユニオン)に出たってtweetをしてました(こちらとこちら)。そうしたら、もちろんタイトロープやってーってと言われることになり、そしてみんなでもやった、ってエピソードと、「Slow danced with My mother to "oh maker", one of her favorite songs」ってエピソードを紹介していました。"oh, maker"はアークアンドロイド収録の楽曲ですが、そういうシーンにほんとぴったりくる素敵な曲です。
- 最近気になるアーティストは?と聞かれると、モネイの名前をよく挙げていた、エリカ・バドゥのツアー「Out My Mind, Just in Time」にモネイは参加
パフォーマンス映像(随時更新) †
TV出演の映像など。基本的には、彼女のオフィシャルサイトのblogでもフォローできそうです。以下、新しいものから並んでいます。
日本語で読めるモネイについてのテキスト †
- 下の「年間通して」さんと並んで個人的フェイヴァリットな音楽blog『STRONGER THAN PARADISE』でも、モネイに関する記事がアップされた。こちらも、連続記事になるようだ。
- 『続・年間通してベスト・アルバム選び』では、モネイについての記事「ジャネル・モネイ『The ArchAndroid』は鬼の傑作」が全7回、ほぼ一ヶ月をかけて掲載された。
- 前篇 Archandroidまでの彼女についてまとめられている
- ちょっと休憩篇
- 後篇その1 連作アルバムのコンセプト/ストーリー設定の紹介、そして各楽曲についての解説/コメントに突入! トラック1~7。
- 後篇その2 楽曲コメント続き トラック8~11
- 後篇その3 楽曲コメント続き トラック12~16。トラック14でft.されている、オブ・モントリオールのアルバムについてのレビュー再録あり。
- 後篇その4 楽曲コメント続き トラック17~18。
- まとめ
英語で読めるモネイについてのテキスト †
Archandroidの楽曲 †
Dance or Die (featuring Saul Williams)
- 「these dreams are forever」
Faster
- 「faster and faster / I should run / faster and faster / from your arms」
Locked Inside
- 「I'm locked inside / a land called Foolish Pride / where the man is always right/he hates to talk but loves to fight」
Cold War
- 「this is a cold war / you better know what you're fighting for / this is a cold war/do you know what you're fighting for」
Tightrope (featuring Big Boi)
- 「whether you're high or low / you got to tip on the tightrope」
Neon Gumbo
Oh, Maker
- 「perhaps what I mean to say / is that it's amazing that your live was mine」
Come Alive (War Of The Roses)
- 「when everything is wrong / I dance inside my mind」
- 録音風景映像
Mushrooms & Roses
Suite III Overture
Neon Valley Street
- 「may this song reach your heart」
- ローリン・ヒル《The Miseducation of Lauryn Hill》を想起させるようなメロディ
Say You'll Go
- 「say you'll go to Nirvana」「love is not a fantasy」
キーワード
- アルバム全編で活躍してる、ギタリストのKallindo
関連作品群 †
- Of Montreal False Priest(2010) アークアンドロイドで共演したKevin Barnesのバンドのアルバム。"Our Riotous Defects""Enemy Gene"に参加
- Outkast Idlewild ジャネルが参加しているのでファン必聴というだけでなく、こういう世界観・音楽世界をもったアルバムが前にあって、ジャネルのアルバムがそこへと続くんだなぁ、と今聞き返すと思わされる。
- 上のEP以前の曲として、"Time Will Reveal""Lettin' Go"の2曲が2005年リリースの、Big Boiのレーベル「パープル・リボン」のコンピ=Got Purp 2(→amazon)で聞くことができる。