• 気になった、エッセイ、論文、連載などについてのノート。
  • 本というまとまりになる以前のもの
  • 興味ある書き手についてのノートにもなるだろう

Table of Contents

整理中

  • 分析美学???
  • 以下には、著者本人は分析系と言えないものが多く含まれていると思う。日本語になっているもので、どう扱われている(/きたか)かぐらいのものの集積として
  • また、美学、文化・芸術に関する研究書や批評を読んでいると、論ぜんたいが分析系でまとめられてはなくとも、分析系に議論が参照されているものはいろいろとある(そういうものを下で拾っているわけではないが...


  • 『これが応用哲学だ!』(2012)の第四章「横断する! ― テツガクとブンガクと」に以下が収録
    • 若島正「ナボコフと哲学、そして読者」、三浦俊彦「ヒューマニズムによる文学の哲学化」、清塚邦彦「芸術作品とはどのような対象なのか?」
  • 西村清和『現代アートの哲学』(1995)
    • 第1章 近代「芸術」の終焉
    • 第2章 「美しい芸術」と精神の美学
    • 第3章 なにが「アート」か
    • 第4章 「作品である」ことの実質
    • 第5章 作品の論理的身分
    • 第6章 フィクションの快楽
    • 第7章 歴史と物語
    • 第8章 趣味と批評
    • 第9章 キッチュと悪趣味
    • 第10章 写真メディア――視覚の変容
    • 第11章 ポップの美学
    • 第12章 美的多元主義の時代
  • 西村清和『プラスチックの木でなにが悪いのか: 環境美学入門(2012)
    • 第1章 自然の概念
    • 第2章 自然の美的鑑賞
    • 第3章 風景の美学
    • 第4章 廃墟の詩学
    • 第5章 プラスチックの木でなにが悪いのか
    • 第6章 自然の悲惨と美的なアルス
    • 第7章 〈内なる自然〉の美学
    • 第8章 環境アートと自然観




  • 佐々木健一『エスニックの次元』 アメリカの美学の成功についてのはなしあり


  • ↓ここらへんは、分析美学(そのアメリカでの展開)について批判的なものか
  • 金悠美『美学と現代美術の距離―アメリカにおけるその乖離と接近をめぐって』(2004)
    • 第1章 分析美学の問題
    • 第2章 美学の制度としてのアメリカ美学会
    • 第3章 日本におけるアメリカ美学の受容
    • 第4章 「美学と芸術家」をめぐる議論
    • 第5章 デューイの美学とアメリカ美術
    • 第6章 ダントーの芸術哲学と美術批評
  • コメント(増田聡)
    • 増田さんによる同書の書評が、『美術手帖』2004年7月号に掲載されている(pp.192-193)。併せて、西村『現代アートの哲学』、シュスターマン『ポピュラー芸術の美学』、佐々木『エスニックの次元』も紹介。


  • 利光功「美学はわびしいか : 分析美学の射程と限界」(1994) pdf
  • 戸澤義夫「分析美学」 『講座美学3 美学の方法』 (1984)
  • 川野洋というひとはどういう感じなのだろう? 『芸術情報の理論』(1972)などなど。

佐々木健一

  • 『タイトルの魔力』
  • 『美学への招待』
  • 『美学辞典』
    • Ⅰ 基礎的な諸概念|美学 美 自然美 芸術
    • Ⅱ 生産に関する諸概念|模倣 表現 即興 図式 想像力 天才 創造/創造性
    • Ⅲ 対象に関する概念|かたち 修辞的文彩 様式 象徴 作品 美的質/美的範疇 価値
    • Ⅳ 消費と再生産に関する諸概念|美的態度 趣味 美的判断 解釈 批評 美的体験 コミュニケーション
  • 『事典 哲学の木』の項目「感受性」「崇高」「美」「美学」
  • 『エスニックの次元』(1998)

秋庭史典

  • 「情報学と美術研究」 pdf
  • 「実験と芸術研究」(エトガー・ヴィント『シンボルの修辞学』解説)

美学、ほかにも

  • 小田部胤久『西洋美学史』(2009)
    • [6]含蓄のある表象――ライプニッツ
    • [9] 趣味の基準――ヒューム
    • [10]詩画比較論――レッシング
    • [11]自然と芸術Ⅰ――カント
    • [12] 遊戯と芸術――シラー
    • [13]批評と作者――シュレーゲル
    • [15] 芸術の終焉Ⅰ――ヘーゲル
    • [16]形式主義――ハンスリック
    • [18]芸術の終焉Ⅱ――ダントー
  • 津上英輔『あじわいの構造―感性化時代の美学』(2010)

大森俊克

美術手帖での連載「コンテンポラリー・ファインアート」

  • 第1回「セス・プライスとコンセプチュアル・アートの現在」 『美術手帖』 2011年1月号
  • 第2回「リアム・ギリックと『関係性の美学」 『美術手帖』 2011年4月号
  • 第3回「イザ・ゲンツケンの 「鏡」」 『美術手帖』 2011年7月号
  • 第4回「レディー・ガガ(または、エイズと「ガガコー」)」 『美術手帖』 2011年10月号
  • 第5回「ガブリエル・オロスコとメキシコ性」 『美術手帖』 2012年1月号
  • 第6回「スタン・ダグラスとナラトロジー」 『美術手帖』 2012年4月号
  • 第7回「リチャード・プリンス(アプロプリエーションと収集)」 『美術手帖』 2012年10月号
  • 第8回「シンディ・シャーマンの「リアル」」 『美術手帖』 2013年1月号
  • 第9回「ティノ・セーガルと1960年代回帰」 『美術手帖』 2013年4月号
  • 第10回 「マイク・ケリー:学校とサイエンス・フィクション(前編)」 『美術手帖』 2013年7月号
  • 第11回「マイク・ケリー:学校とサイエンス・フィクション(後編)」 『美術手帖』 2013年10月号

連載以外

  • 「ライアン・マッギンレー─その写真にみる「絆」」 『美術手帖』 2012年12月号

  • 「ドイツ写真とグローバリズム」 『美術手帖』 2005年11月号 pp. 95-99,

加治屋健司

  • 「日本のアートプロジェクト その歴史と近年の展開」 pdf

『暇と退屈の倫理学』関係

  • 國分功一郎「消費社会から浪費社会へ」 、ジャン・ボードリヤール『消費社会の神話と構造』を取り上げての文章、『現代思想 2011年7月臨時増刊号』 総特集 震災以後を生きるための50冊
  • ――――「インフォ・プア・フード/インフォ・リッチ・フード」、ユリイカ 2011-9月号

ハル・フォスター

  • 『デザインと犯罪』(平凡社、2011 →amazon
    • 原著=Design and Crime (And Other Diatribes)(Verso, 2002)
    • 目次
      • I 建築とデザイン Architecture and Design
      • 1. 打ちひしがれた額 Brow Beaten
      • 2. デザインと犯罪 Design and Crime
      • 3. 大棟梁 Master Builder
      • 4. 建築と帝国 Architecture and Empire
      • II 芸術とアーカイヴ Art and Archive
      • 5. モダン・アートのアーカイヴ Archives of Modern Art
      • 6. 美術史における二律背反 Antinomies in Art History
      • 7. 美術批評家の危機 Art Critics in extremis
      • 8. 葬儀にはまだ早い This Funeral is for the Wrong Corpse

Miwon Kwon

  • One Place after Another: Site-Specific Art and Locational Identity →amazon

Craig Owens クレイグ・オーウェンス

  • 著作はこの本にまとめられているようだ=Beyond Recognition: Representation, Power, and Culture →amazon, Google ブックス
  • "The Allegorical Impulse: Toward a Theory of Postmodernism"(1980)
  • 「他者の言説――フェミニズムとポストモダニズム」(『反美学』) The Discourse of Others: Feminists and Postmodernism(1983)

関係性の美学周辺

  • Nicolas Bourriaud Relational Aesthetics →amazon
  • Grant H. Kester Conversation Pieces: Community and Communication in Modern Art(2004) →amazon
  • Claire Bishop Participation (Whitechapel: Documents of Contemporary Art) →amazonこちらの書評が辛口だが参考になる
    • クレア・ビショップ/星野太=訳「敵対と関係性の美学」が、『表象』05(→amazon, 目次)に掲載。

ハンス・アビング

  • 『金と芸術』の著者。来年出版される予定の本としてThe Value of Art, A Sociological Study of Art and the Arts Economy こちら で草稿の一部が読める。Art Events の章など気になる。
  • 『金と芸術』、いつまでだっても再読の時間をとれてない。。。
  • この本については、こちらで、英語版の目次などなどが読める。また、邦訳出版時に行われた来日講演の原稿がこちら (doc)

ボリス・グロイス

  • 「観客のインスタレーション」 (イリヤ&エミリア・カバコフ展「私たちの場所はどこ?」カタログより)
  • 「新しさについて」 pdf
  • 秋庭史典『あたらしい美学をつくる』、第5章「ハーネスの思想」では、グロイスの論考「生政治の時代における芸術――芸術作品から芸術記録へ」が批判的に紹介されている。
    • おそらく、『表象』05(→amazon, 目次)に掲載された、以下の論文と同じものだろう=「生政治〔バイオポリティクス〕時代の芸術――芸術作品〔アートワーク〕からアート・ドキュメンテーションへ」(ボリス・グロイス/三本松倫代=訳)

池田雄一

『美学・労働・イデオロギー』

  • 『早稲田文学』での連載。のちに、『カントの哲学』(2006)へと繋がった仕事、ってことでいいのかな。
  • 1.「数学的なもの、力学的なもの」 2004-05月号
  • 2.「人間と、それ以外すべての人間」 2004-07月号
  • 3.「スペクタクル化する剰余」 2004-09月号
  • 4.「ロボットの判断力」 2004-11月号
  • 5.「例外状況における知(前編)」 2005-03月号
  • 6.「例外状況における知(後編)」 2005-05月号

メガ・クリティック

単行本=『メガ・クリティック』(2011)

  • 序 ジャンルのヘゲモニー闘争
  • 1 1980年代の文化的コンテクスト
  • 2 村上春樹/不穏なアレゴリー
  • 3 メタジャンルとしてのロマンス
  • 4 阿部和重/その歪んだ舌はきだされるもの
  • 5 変容するフィクション
  • 6 笙野頼子/神話のポリティックス
  • 7 モンスターたちの全体主義
  • 8 青木淳悟/もしくはジョージ・A・ロメロ
  • 終 メアリー・シェリーの子供たち

『文學界』 09年1月号~10年12月号 連載

  • 1 ゾンビの登場しないゾンビ小説(前編)
  • 2 ゾンビの登場しないゾンビ小説(後編)
  • 3 汚染された日本語
  • 4 ジャンルを考える(前編)
  • 5 ジャンルを考える(後編)
  • 6 ロマンスについて
  • 7 批評とやさしさについて
  • 8 諸ジャンルの闘争(前編)
  • 9 諸ジャンルの闘争(後編)
  • 10 フィクションについて
  • 11 〈ゼロ年代〉の修辞学
  • 12 文化の変容
  • 13 文化と敵対性
  • 14 一九六八年と青の時代
  • 15 村上春樹の解釈学
  • 16 ユートピアとしてのふかえり
  • 17 手品としての小説
  • 18 アルタード・ステーツ、もしくはふわふわ革命ピストルズ(前編)
  • 19 アルタード・ステーツ、もしくはふわふわ革命ピストルズ(後編)
  • 20 ふたつの『闇の奥』
  • 21 メアリー・シェリーの子供たち
  • 22 笙野頼子についての語らいのなかで
  • 23(最終回) 掌のなかの小さな神様

音楽に関する科学的な研究