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柴崎友香




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以下は,過去の情報で,随時あらたなページに移動・編集予定です.







2008

星のしるし     雑誌『文藝』の柴崎さん特集    ワンダーワード―柴崎友香漫画家対談・エッセイ集
  • [文庫化] 『フルタイムライフ』が河出文庫に入った (2008年11月).装画:今日マチ子.解説は山崎ナオコーラ.
  • [雑誌で特集される!] 『文藝』 2008年冬季号(2008/11) で柴崎友香特集.執筆/登場しているのは:青山七恵・浅野いにお・いしわたり淳治・上條淳士・長嶋有・保坂和志・山崎ナオコーラ・綿矢りさ他. |この項へのリンク
  • 『Re:S』 vol.10(2008/10) 特集=木からしる に登場.「東京:TO木O 東京まちなか巨木ツアー|小説家・柴崎友香さんが完全コーディネート。東京のふつうの街角の巨木をめぐる題して「TO木Oツアー」!」
  • [単行本] 『星のしるし』(2008/10).装幀:大久保明子,装画:生駒さちこ
    • [書評される] 大竹昭子による『星のしるし』の書評「写真集のような小説、または新しい記録文学」がこちらで読めます
  • 『東京人』 2008年9月号(2008/8/2) 特集:東京発 とれたての野菜 で執筆.「変わらないで、続けている場所:等々力「大平農園」訪問記」
  • 「終わりと始まりのあいだの木曜日」(『papyrus(パピルス)』19号, 2008/6/28発売)
  • 「雲の下の街」(絵・田雜芳一)(『こどものころにみた夢』, 2008/6/10発売) 「人気作家12人による「夢」の「絵本」」に,『いつか、僕らの途中で』でのコンビで登場.
  • 「星のしるし」(『文學界』2008年6月号, 2008/5/7)
  • 「断絶と慰霊」(『新潮』2008年6月号, 2008/5/7)
  • 「群像」presents 津村記久子&柴崎友香&山崎ナオコーラ トークショー(2008/3/22)
  • [単行本] 『ワンダーワード 柴崎友香漫画家対談エッセイ集』(2008/3/19, 小池書院) 「小説家、柴崎友香が織りなす7人の漫画家との対話。/上條淳士,サライネス,荒木飛呂彦,五十嵐大介,岡野玲子,浅野いにお,くらもちふさこ,京都観光2024,クロス・トーク 「りぼん」発、魔界行き―まんが遍歴鼎談(柴崎友香・松田暢子・渡辺ペコ・構成/渋谷直角),ボーナス・トラック 上條淳士とふたたび and 2008 Now―」」
  • [単行本] 『主題歌』(2008/3/4, 講談社) 「ある会社に集う「女子好き」な女子たち。日常の何気ない日々を新鮮なタッチで描く傑作小説「主題歌」。芥川賞の候補にもなった「主題歌」他2編収録。」
  • 『文學界』2008年3月号 中原昌也の連載「映画の頭脳破壊」に対談相手として登場=「問題を抱えた人たち--『ダージリン急行』」.
  • 『群像』2008年2月号掲載「座談会 いまなぜ同人誌なのか―「イルクーツク2」×「エクス・ポ」」に参加(×名久井直子×福永信×長嶋有×戸塚泰雄×佐々木敦)
  • 柴崎友香×長嶋有×名久井直子×福永信×法貴信也による同人誌:第一弾「メルボロン1」,第二弾「イルクーツク2」.詳しくは,http://www.goningumi.com/ で.

2007

  • 「18名の作家が「本」「本屋」をテーマに掌編小説で競演!」という『本からはじまる物語』(2007/12)に「世界の片隅で」が収録
  • 『ガールズファイル―27人のはたらく女の子たちの報告書』(2007/11) 「注目の作家・柴崎友香が、「ハナコ・ウエスト」で連載した、働く女の子から掬い上げたリアルライフ26話。前身のショートストーリー「毎日、寄り道。」13話も同時収録。」
  • 『ウフ』(2007年9月号~)で連載エッセイ「アイドルたち、女の子たち」
  • ムック『神田神保町古書街 2008』に、「地図・写真・昭和をキーワードに歩く柴崎友香の神保町散歩」が掲載
  • 『en-taxi』2007年秋号 にコラム「踊る女」が掲載
  • 『anan』1578号 「自分では意外と気づいてない? 世間にはびこる品格レス女の実態。/坂東眞理子さんと柴崎友香さんの特別対談。」ってこの柴崎さんなのか?! なんか時々ananに登場するな柴崎さん.
  • 第137回芥川賞候補作品に,「主題歌」(『群像』2007年6月号)が選出
  • 『文學界』2007年7月号で,庄野潤三『ワシントンのうた』の書評を執筆
  • 『群像』2007年6月号に小説「主題歌」が掲載
  • 『すばる』2007年6月号にインタビューが掲載(「連続インタビュー 「現在」女性文学へのまなざし(2)」,聞き手:榎本正樹)
  • 第20回三島賞の候補作に『また会う日まで』が選出.
  • 「あたらしい“ふつう”を提案する季刊ライフスタイル・マガジン」『Re:S』(りす)ってので,「地名の話」って連載をされているそう.vol.1Vol.2, Vol.3
  • 『ショートカット』が文庫化(河出書房新社, 2007.03.07発売予定)解説=高橋源一郎。ほんま順調に着々と文庫化がされていくなあ。
  • 『QuickJapan』70号(2月13日発売) 特集=「QJが選ぶゼロ年代日本次の100人」に選ばれていた。執筆はまたも吉田大助。
  • 『Invitation』2007年3月号にインタビュー(by吉田大助)が掲載
  • 「その街の今は」が第23回織田作之助賞<大賞>を受賞(詳細&記事 受賞作発表/紙面1/紙面2)。
  • 新刊=『また会う日まで』 が発売。『文藝』2007年春季号に同書の田中和生による書評が掲載。また、同誌同号には「メルボルン1(Melbourne 1)」に関する記事も掲載(レポート・吉田大助)
  • 長嶋有 『ジャージの二人』の文庫版(2007/01)で解説を執筆.
  • 第136回芥川賞の候補作品に「その街の今は」(初出=『新潮』2006年7月号)が選出。
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  • 『新潮』2006年7月号「その街の今は」が掲載。こちらで冒頭が読める。『新潮』でというか『文藝』以外の文芸誌でこうやって巻頭にばーんと載るのははじめてかな?
  • ''『群像』 2006年7月号で長嶋有『夕子ちゃんの近道』の書評を執筆
  • 『大学漫画』って雑誌で「ワンダーワード」って連載を創刊号である2005年春号からされているようだ。最新号である第四号について、 荒木飛呂彦×柴崎友香と、 柴崎友香・田雜芳一 描き下ろし短編とあった(こちらから)。
  • 「束の間」 『esora』 vol.3(2006年3月31日発売)/「二〇〇五年の大晦日、二〇〇〇年の元日。年の変わり目の、中途半端に残されてしまった「時間」のむこう側にあるもの――。」
  • 田雜芳一との共著『いつか、僕らの途中で』 おーこれ本になったんですねー。田雜さんによる関連サイトはこちら
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  • 『次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?』が文庫化(3月初頭に発売予定)。『きょうのできごと』『青空感傷ツアー』に続いて文庫化3冊目(いずれも河出文庫)。今回の解説は綿矢りさ! そーいえば、どっかで柴崎さんの小説好きとか言ってはったな。
  • 長篇「また会う日まで」『文藝』2006年春季号に掲載
  • 「旅するようにめぐりたい、三都のケンチクの歩き方」をテーマとする矢部智子『 SANTO KENCHIKU SAMPO』(三都建築散歩)に柴崎さんのインタビューが載るみたい。
  • 『群像』2006年1月号にコラム「あげたい気持ち」が掲載
  • どうやら、台湾で『次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?』の翻訳本が出ているっぽい
  • へー、『東京19歳の物語』 こんなアンソロジーが出ていたのか。柴崎さんの作品が収録されているみたい
  • 長嶋有・柴崎友香 対談 構成・司会は福永信
    • 「短編の「ショートカット」(『ショートカット』河出書房新社刊所収)とかは、五〇枚だけど、あれは最初は二五〇枚あって(笑)」!!
  • 『新潮』 12月号に長野まゆみ『箪笥のなか』の書評が掲載
  • 11月に『青空感傷ツアー』が文庫化予定。解説=長嶋有
  • どういう繋がりなのか en-taxi No.11 で、短いコラム「「ロックンロールバンド!」を執筆されていた。テーマは、ロックのドキュメンタリー(映画)。
  • 『文藝』 2005年 秋季号で、保坂和志との対談「主人公の心情に染まらない小説――柴崎友香『フルタイムライフ』をめぐって」
  • 『文藝』 2005年 夏季号で、長嶋有『泣かない女はいない』の書評を執筆
  • 『エソラ』Vol.2 (2005年6月)に短篇「夢見がち」が掲載
  • 『新潮』 2005年6月号で、中島京子『イトウの恋』の書評を書かれていた
  • 『群像』 2005年5月号に短篇「ハイポジション」が掲載
  • &amazon(4838715757,title); マガジンハウスのPR誌 ウフ。 に連載されていたものですな。内容、これまでとちょっと違う感じかなー。普通の会社も、そこでの同僚もいろいろと出てくるし。趣味として、また友人とか訪れる小さなカフェに来る人たちとかには、今までの柴崎さんの小説の中によく出てきた、デザイン・アート系の世界・若者という色がある。そういう世界と、事務系のOLとして会社で働くという世界のあいだ。月刊の雑誌の連載をもとにしているねんけど、その発表号と同じ月がそれぞれの章のタイトルになっていて、五月から始まり二月で終わる。時間の経過、少しずつの変化。変化というのは、周りの変化であり、その中で主人公の女の子がどういうことを感じ・考えるか、また何か(たとえば仕事)を覚えていくこと。「何か」が「できる」ということ、はいいことだ、そしてその「何か」には色々があるんだということ。「それはとてもいいことだと、たぶんわたしは知っている。必要なのは、なにかすべきことがあるときに、それをすることができる自分になることだと想う。」(p.196)
    • フルタイムライフ
  • 『新潮』(2004年9月号)でよしもとばなな『High and dry (はつ恋)』の書評を柴崎さんが書いている。彼女の小説(の登場人物たち)と同じでちゃんちゃんとしていていい文章だった。柴崎さん自身の作品の中で、人間をどのようなものとして描こうと思っているのかも分かる。
  • 『文藝』 2004年夏季号の短編「やさしさ」
  • 『ウフ。』で新連載小説「フルタイム・ライフ」lnk
  • 2004年3月に、「きょうのできごと」の文庫(カバー装幀:町田覚, 解説=保坂和志) amzn 保坂さんによる解説はこちらでも読める
  • 4月に、「青空感傷ツアー」の単行本 amzn
  • 続けて、「ショートカット」の単行本 amzn
  • が発売に。どれも(表題作は)もともと読み切りで『文藝』に掲載されている。
  • 「些細なできごと、些細なやりとり」(高野文子、くらもちふさこほかを語る) エッセイかな
  • 保坂和志「小説をめぐって」(『新潮』連載) 第三回で、柴崎さんの小説が取り上げられている(後にこのテキストは『小説の自由』に収録)。

  • 質問を頂いたのですが、連作先がなかったので、ここに。柴崎さんがマンガの原作を書かれているという話、僕も読んだことはないのですが、「京都観光2024」という作品です。こちらに情報あり。その後も共作が行われているようで、こちらにその情報が。



柴崎さんの読者へのお勧め ー> IntsSbsk




映画化について

  • ぼくは、柴崎友香の小説世界を、リアルにそのような人との関係が存在するものというより(「現在の若者のリアルな人間関係(の一つの在り方)」を描いたものというより)、「一つの夢」としてしか読めなく、そう読んですばらしい小説だと思ったので、これがどのように映画化されるのかわからなく、全然別物になってしまうのではないか、と思っているのだが、それは、保坂の小説、たとえば、柴崎の小説世界と近いところがある、『プレーンソング』は映像化できるのだろうか、と思うことと通じる。それは、おおざっぱな話としては、これらの小説が、人間を主人公としてドラマ(だけ)ではない、ということと関係する。が、もちろん「人間を主人公としたドラマ」以外のものを描いた映画はいくらでもあるのだろう。(・・・『プレーンソング』と書く度に、私は、あの小説の終わりの方のページの、一行一行にぽそっと誰から発されたものか特定されず並べられる短い言葉の連なりの、すかすかの紙面を思い出す。)


「ランドスケープ」

  • 『文藝』2003年夏号
  • これは短編というか、短い断片の集まり、スケッチ集という感じ。

「青空感傷ツアー」

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  • 『文藝』 2002年夏号
  • 今度は、新幹線(東京→大阪)~トルコ~徳島~石垣島と移動。これも見事やなー。ショッキングというかハードなシーン(ハードな描写とかじゃないよ。ある人に向かって突きつけられる言葉)、素敵なシーン、その素敵なシーンの乗り越えと認識の更新、そしてどこにもない場所。引用したい、具体的に説明したい展開とかあるけど、中途半端な紹介にしたくないので今はやめておいて違う部分から。「そして、きれいな人がきれいな表情をするのを見るのは、なんて素敵なことなんだろうと思った」。 「見る」「見ている」人が、柴崎さんの小説の中にはいるよな。
    • 検索して出てきた、この作品への唯一の言及サイト 「この話がずっと終わらなければなーと思う。」と言うこの人は、GOMES THE HITMANの山田さんという人だ。この人のことは、保坂ファンってことで知ったから、納得。読んでる人は読んでるものだな。
  • 昔から好きだった人、今も好きな人というモチーフ。
  • 距離感。離れてある。携帯での会話。電話が切れる。

「エブリバディ・ラブズ・サンシャイン」

そこはどのくらい遠いところ? それはいつのこと?

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  • 『次の町まで』に収録。すぐ眠たくなり、眠ってしまう女の子(大学生)の話。半年、大学も行かず家に引きこもって、毎日たくさん寝ていた。話は、ある決心のもと大学に再び通いだすところから始まる。それでも、眠たさは解消しない。彼女が眠たくなってしまうのはなぜなのか? そこで語られる理由は本当のものなのか? この本での、どこにもない場所は、ロンドンに設定されている。昔(昔っていつ?)好きだった人のこともまた出てくる。本文から引用。「そこはどのくらい遠いところ? それはいつのこと?」
  • いろんなところに引っ張っていってくれる友人、これも柴崎さんの小説によく出てくる。そして、しばしばその友人のことを眺めて、いいなあと思ってしまう登場人物。

「次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?」

・・・恵太は楽しそうに笑っていた。コロ助も笑って、それからルリちゃんも笑って・・・

  • 『次の街まで』に収録。すごい! びっくりしたこんなうまいとは。引き込まれた、最後ジーンとした、元気でる!
  • すごく近くてすごく遠い世界。すべての人に薦められるものではないかもしれない(それがあたりまえな気もする。小説とはそういうもの?)。
  • キャラクターの書き込み、書き分け。
  • Yo La Tengo の歌詞の引用が絶妙。その組み込み方。

「なんか、この曲。寝起きに聞きたないよな暗い曲やな。コロ助みたいな宅録オタクが作ってそうな曲やん。・・・」

・・・

・・・

ゆったりと、なんの苦もなく運転を続ける恵太は楽しそうに笑っていた。コロ助も笑って、それからルリちゃんも笑って、そのバンドの話をしてくれた。/ぼくもその曲が今年聞いた中でいちばんいい曲に思えた。/君が笑ったらぼくも笑ったような気分だ、君が泣いたらぼくは最悪な気分だ。その通り。

  • なんとなく想像して歌詞で検索してみたけど、"The Crying of Lot G" という曲っぽいな。「The way that I feel when you laugh is like lauging /The way that I feel when you cry is so bad」って一節が出てくる。
  • 下で、移動と書いた。関西があって、東京がある。「次の町まで」は、関西から東京へと車ででかけていく設定。

「ショートカット」

「ほんで、晴れてるん? 今」/「晴れてるで」/「暑い?」/「めっちゃ暑い。でも、嫌じゃない」

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  • 『文藝』 2003年秋季号 → 単行本化
  • 関西から表参道にショートカット(ワープ)する。この作品での表参道の描き方はとてもいい。というか、表参道という名のどこにもない場所なんだけど。以下引用。

「うん、でもいいねん、表参道に来れたから。なかちゃん、表参道って、なかちゃんが言うてたとおりのきれいなところやなあ」/「ああ、そうやろ。めっちゃでかい木はえてる?」/「ほんまおっきいからびっくりした。欅やな、これ」/「欅、欅っていうか。一生忘れへんわ、その名前」/「緑がいっぱいできれい」/「いい場所や、そこは、いまどこらへん?」・・・

「森川って、ええ名前やな。緑色や、表参道みたいに」/「うん。ぴったりやと思った。ここで森川に会うのって。でも、わたしはなかちゃんみたいにずっと森川に会いたいって思い続けてたわけじゃなくて、ときどき忘れてたし、自分が失恋したときとか森川に似てる人を見たときとかそういうときに会いたいなって思ってただけなんやけど、それでもいいんかな、約束も用事もないけど」/「小川さんが森川くんに会いたいんやったら、それでええと思うで。おれが決めることじゃないから、わからへんけど」/「うん。わからへんなあ」/「ほんで、晴れてるん? 今」/「晴れてるで」/「暑い?」/「めっちゃ暑い。でも、嫌じゃない」/「わかるわ、それ。暑いけど嫌じゃない。そういうときは、ええときや」

『きょうのできごと』 [2000]

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近しい人との時間がばらばらに在って時に交差する。京都と大阪が舞台、というほどもなく狭い限られた世界のことやけど、移動することについて何回か出てくる。何もおこらない小説と思う人もいるかもしれないけど、ぼくにはちゃんとしてる人たちが描かれていると思う。こんなにちゃんとしている人たちはいるのかな。・・・ああ、もうちょっときちんと書かなきゃわからないだろう。そのためには、自分のことを考えないといけない、のだろうな。

5章からなっていて、それぞれ視点人物が違う。5人は、ある場所に居合わせた、知り合い同士、知り合いの知り合い同士の「きょうのできごと」。

  • 『文藝』でこの作品の映画の話が出ていて、大好きな写真家の野口里佳さんが撮ったスチールが一枚載っていた。うれしいさぁ。野口さんは、今年、原美術館での個展(4/23 - 7月)が予定されている楽しみだ。
  • そのスチールは、野口さんらしい、地面のライン、そこにスーッと小さくでも存在感を持って立ち上がる人のイメージ。
  • 写真集も出版されるようだ。 『写真集・もうひとつのきょうのできごと』 写真:野口里佳/野村佐紀子/森山大道/吉永マサユキ 小説/柴崎友香(新しい短い文章が何本 か収められている)
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  • 映画『きょうのできごと 』のサイト http://www.kyodeki.jp 予告編見られるけど、うむむ。とりあえず、みなさんには小説の方をまず読んで欲しいな。
  • 製作過程を追ったドキュメンタリーもあるそうだ。原作の性質から行って、そういうものを作りたくなるのは理解できる。例えば、作者と年齢の近い俳優たちが、この作品についてどう考えているのかってのは興味あるところだし。

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