こういう雑誌・ムーヴメントに興味ある人情報交換しましょー → mail.gif (clickで拡大)

『Re-Magazine』

  • リニューアルについて触れたテキスト
  • 日本でのディストリビューターはFICTION INC. http://www.mo49.com/indexx.html
    • FICTION INC.は、"RE-"以外にも、"LIST" や、"PURPLE""CRASH"、"MADE IN USA(ファッション誌)"等々、多数扱っている。その他にこの会社では、ギャラリーの運営や、雑誌"SALE2"の発行(現在休刊中)、サイトにてLarry Clark監督の映画"Kids"のHarmony Korineによるシナリオ翻訳(柳下毅一郎)が掲載されていたりする。
  • ー>ディストリビューターがYOHANに変わった。

issue 10

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  • 右の写真は、10号の表紙。この号からリニューアルしてタブロイド判(新聞みたい)になっている。といって、この型でずっといくのかは分からないけど。
  • 実は内容的なリニューアルは前号(9号)から。ある一人の人間をフィーチャーするようなものに。
  • この号は、クラウディアという長身の女性を全編フュチャーしている。長身で、美しくて、インテリジェンスがあって、成功していて、とっても幸せな、女性らしい。彼女のその背の高さそしてそのカリスマはこの世界に余るほどである、らしい。しかし、この雑誌で問題にされているのは、クラウディアさんという人というより、「クラウディアであること」であり、それが(ノン)フィクションなのかは判断できない。つまり、クラウディアという女性は実在するのだろうか? 写真に写っている女性がそうなのか? 確かに写真の女性は長身のようだ(けど、これも写真だから、断言はできない)。長身だとしてその人がクラウディアというのかはわからない。/表紙にはわざとらしく「クラウディア」というサインも入れられている・・・
  • インタビューと写真による構成でドキュメント的(クラウディアとのベルリンでの何日というような)雰囲気を持っている。
  • これは、もちろんある人間を雑誌などでフュチャーすること(ある人間について語ること、記述すること)に対する批評とも読めるわけだ。
    • 「リアルな○○さん」だとか「○○さんの実像」/「○○さんであること」
  • つづく・・・
  • 写真をWolfgang Tillmansが撮っていたりする。

参考


  • 「the information trashcan」という号の中に、ブラダをおちょくったような記事「A Horibble Prada Nightmare」があった。タイトルにあるように、夢物語のような形式で、まずデザイナーのMiuccia Prada(ちなみに記事によるとミュウミュウは彼女の子供時代の愛称だそう)やマドンナとかと一緒に、最近プラダとのコラボレーションの本も出版したレム・コールハースが出てきて、その馬鹿にされぐあいが,(とりあえず日本の)建築雑誌では絶対読めないであろう感じ。

memo

conversation with Jop van Bennekom

  • Actar(→DesignActar)からオランダのグラフィックデザインの状況をカタログ的に収集した『HD』という本,http://www.actar.es/173a.html が出版されている.
  • その中に,「Conversation with Jop van Bennekom, 2001」と題するインタヴューが掲載されている.
  • どのようなことが語られているのか紹介してみます.(これは直訳ではなくて,必要だと判断したところには,勝手に補足しています).
  • 「ACTAR:あなたが行う雑誌のエディトリアルデザインには,手書きの文字や太いマーカーの線や,涙など人の手による痕跡が見受けられますが,それらはDTPでデザインがなされた後や,広告を見せるやり方として加えているようですね.」
  • 「あなたとあなた自身のコミュニケーションともみえるこのような行為は,エディターと読み手の相互的なコミュニケーションの可能性を示すようなものなのでしょうか?」
  • 「Jop:えーー,最も最悪な場合,あのような行為は「デザインのためのデザイン(design talking to itself)」というようなものになってしまいますが,もちろん(ぼくたちが行おうとしているのは)もう少し複雑なものです.ぼくは,インフォーマルな手段を用いることを好みますが,それは自己表現のためではなく,新しいアクティブなコミュニケーションを生み出すような1つの解釈を示す方法としてです.」
  • 「ぼくは別に,印刷物を作るにあたってのどんなイリュージョンも持ちえてないのですが,(雑誌を作るということは)一対多のコミュニケーションであるわけです.」
  • 「しかし,エディトリアルのコンセプト,テキスト,デザイン,写真,戦略等様々な手段をレイヤー上に構成すれば,コミュニケーションのバランスをとることはできます.」
  • 「ぼくの目的は,様々な側面というものをひとつの完成されたものへとまとめあげることであり,そのことこそが,手書きの文字や,いわゆるメタ・ランゲージを用いることより,僕の仕事を定義づけるものなのです.」(この後,オランダのデザイン状況についての話に移る)

『forum』という雑誌もあるよ

  • issn 0015-8372
  • まずは、どんな雑誌か、写真を見てみよう → http://www.vividvormgeving.nl/fotopagina/designprijs01.htm
  • オランダの建築雑誌です
  • なぜ『re-magazine』についてのページでこの雑誌について書いているかというと、をデザイナーが同じくJop van Bennekomだから
  • 情報は少ないです、まずモノが日本に入ってきていない
  • そんな中、少ない(が、刺激的な)情報を僕らに届けてくれたのは、『MRハイファッション』の見開き一ページほどの連載で、「SOのオランダ通信」という
  • SOはオランダの(服の)ブランドで、そのデザイナーalexander van slobbeはjop van bennekomと交流があるみたいで、例えば日本で流通しているファッション雑誌でも目にすることもできるSOの広告をjop van bennekom(どう略したらいいのかわからんのでフルネームで押し通す)がやっていたり、

とのオランダのSOというブランドが、以下に、MR.ハイファッションの記事(2001-08)から、この雑誌に関する情報を転載します。

  • Jop Van Bennekomは建築誌「フォーラム」の編集、アムスのリートフェルト・アカデミーでグラフィックデザインを教え、ウェブサイトのデザインに加え、文化のトレンドに焦点を加えたTV番組の制作、「RE-」では出版者兼アートディレクターであるとともに、編集、ライター、。フォトグラファーまでつとめている
  • オランダのブランドSOのアレキサンダーがアーティスティックディレクターを、ブルース・マウ(WhoBruceMau)も審査員の一人をつとめた、「the Rotterdam Design Prize」() を「フォーラム」が受賞している
  • 受賞の理由として、「フォーラム」はよりラフで人を誘惑しようとしない、新たな美意識のパーフェクトな例であり、その美学はグラフィックで示されるだけでなく、写真素材の扱い方にも現れている
  • さらにこの雑誌の”見せ方”は、内容を余すところなく反映している、シンプルなテーマにそって素材を構成していく手法は、フレッシュで刺激的で、建築の新しい提示の仕方をクリアに示している、ビルや建築家を見せるのでなく、一般的なテーマを導入することで「フォーラム」はより幅広いオーディエンスの興味を引く雑誌になっている
  • 1998年の時点での連絡先(多分もう扱ってない)
  • http://www.sun-net.nl/
  • Forum Magazine, driemaandelijks tijdschrift voor architectuur is verkrijgbaar in de boekhandel of bij Uitgeverij SUN, tel. 024-3221700, fax 024-3235493, email: SUN@xs4all.nl prijs: fl 19,50
  • 編集にたずさわる3人
  • Job van Bennekom
  • Erik Wong(エリック・ウォン,SOのグラフィックをすべて担当していた人らしい)
  • Herman Verkerk、ヘルマン・ヴェルケルク、この雑誌の編集長でSOのショップをいくつか手がけた建築家、ショーもデザイン、eventarchitecture
  • http://www.vividvormgeving.nl/fotopagina/designprijs05.htm