Frank Ocean関係のメモ

channel orange


  • channel orange収録楽曲"Super Rich Kids"は、一聴してすぐ、印象深い力強いピアノの四分の刻みが、Mary J. Blige ”deep inside"(99年)を想起させた( ”deep inside"のそのピアノのフレーズは、エルトン・ジョン"Bennie and the Jets"から引用されたもので、エルトン本人が参加して弾き直している)。この連想から検索してみたら、今回 "Super Rich Kids" としてアルバムに収められることになった曲を、フランクが去年ライブでやった時に書かれたこちらの記事でも同じような聞き方がされており、「I’m searching for a real love」というリフレインが出てくるこも指摘されている。たしかに、今回のスタジオ版でも、この一節(言うまでもなく、メアリのクラシック"real love"から引かれたもの)が確認できる。ということで、かなりMJBトリビュート度が高い曲と言えそうだ(もちろん、一つの側面ですよ)。
  • channel orange収録楽曲"Sweet Life’" open letterが公開されて、この曲がDL可なかたちでサウンドクラドで公開、その後テレビ出演/itunesでのアルバム販売、という流れになった。アルバムジャケも(タイトルも含め)わっ!という感じやった(こういうテイストでくるか!というような)けど、この曲のアートワークもなかなかです。本トラックは、「co-produced by Pharrell Williams」だそう。聞きながら、「sweet life」を希求してるのか既に得てるのか夢想してるのか、思いを巡らせました。歌詞としては、「so(/don't know) why see the world, when you got the beach」ってラインが一番強く打ち出されているように思います。逃避的、幻想的、非現実的なものであっても(/そう思われようとも)、sweet life を思い描かずにはいられない、という感じになるかなぁ。open letter中、新作(channel orange)の制作について語ったところで、「I wanted to create worlds that were rosier than mine.」って書いてたのを思い出します(こちらの和訳では、「実際のぼくの世界より薔薇色の世界を作り上げたくて。」となっています)。あと、ブリッジ~アウトロのアレンジメントも素晴らしいですね。


  • frank oceanがopen letterをblogに載せたのは、その内容(の表明)と結び付けられもした "Fourth of July" だったから、先日の Jimmy Fallonの番組(ルーツがハウスバンドしてるやつね)への出演まで一週間ぐらい?その番組出演の情報と同じぐらいのタイミングで、その出演日にitunesでアルバムが発売!ってニュースが流れたんだけど、これは、前倒しのリリース日だったので、話題になったのだよね? デジタル販売だと、たしかに、こういうのには対応しやすいよな。 そして同時に、アルバムは、彼のblogでフル視聴できるようになってる

  • nostalgia, ultra.(2011)

レビュー